2017/03/24
飲食業界で生かせる資格はたくさんありますが、国家資格と比べて民間資格は比較的取得しやすいイメージがありますよね。ここでは飲食業界で役に立つ民間資格をしっかりご紹介していきます。資格取得でステップアップを目指しましょう!
NPO法人日本フードコーディネーター協会が主催している、飲食全体のフードビジネスをマネジメントするプロフェッショナルとなるための資格です。
1〜3級まであり、3級の応募資格は中卒以上であれば誰でもOKと、条件は比較的易しめです。1級を受けるには2級の認定が必須となりますが、3級を受けずに2級を受験することは可能。2級以上は1次試験と2 次試験がありますが、一度合格すれば次回は免除になる試験もあるので、ある程度自信があれば2級から挑戦してみましょう。
受験日程は級によって異なりますが、どの級も1年に1回のため、早めに申し込み時期を確認しておきましょう。
持っているだけで一目おかれる、民間資格の中でも知名度・信頼度ともに高く取得することで仕事の幅が広がることは間違いありません。日本では日本ソムリエ協会(JSA)、もしくは全日本ソムリエ連盟(ANSA)で受験できます。
日本ソムリエ協会(JSA)では2017年3月現在では受験資格として、お酒を扱う実務経験が2年以上あり、受験時も従事していることが必須となります。全日本ソムリエ連盟(ANSA)では実務経験が必要ない分、試験を受ける前に講習を受ける必要があり、資格取得までの費用面で若干JSAよりも高くなります。
一般的な知名度でいうと日本ソムリエ協会(JSA)の方が有名なので、就職には有利かもしれませんね。
飲食業界で働く人だけでなく、日本酒好きの人全体に人気が出てきているのが「きき酒師」の資格です。日本酒サービス研究会・酒匠研究連合会が主催しています。
料理に合う日本酒を提供したり、日本酒購入者の方にアドバイスするためなどに役立つ資格です。試験は随時開催しており、成人であれば誰でも受験可能です。 日本酒の基礎知識と、テイスティング力が必要となりますが、お酒好きの人なら楽しく学べるおすすめの資格です。
芸能人でも取得した人がいることで有名な野菜ソムリエ。飲食業界で働く人や主婦、大学生などたくさんの人が注目している資格です。日本野菜ソムリエ協会が主催しています。
野菜ソムリエになるには、決められたカリキュラムを受講し、検定試験に合格する必要があります。資格は「野菜ソムリエ」、「野菜ソムリエプロ」、「野菜ソムリエ上級プロ」という段階があり、自分の目指すレベルに応じて選択することができます。
栄養士やフードコーディネーターなどの資格と併せてもつことで、さらにスキルアップの手助けをしてくれるでしょう。 受講日程は地域によって異なりますので、まずはお近くの受講センターを探してみてください。
あまり馴染みがないかもしれませんが、日本紅茶協会主催のティーインストラクターは、カフェや紅茶の専門店、ママ友会などのホームパーティーでも活かすことができる資格です。
野菜ソムリエ同様、実践を交えた養成講座を受講し、認定試験に合格することで資格を取得することができます。カリキュラムは1年間にわたって受講することになりますが、昼の部と夜の部があるため生活リズムに合わせて通うことができるのが魅力的ですよね。
しかし、学生の場合は、学業に差し支えない範囲で受講することが条件となっています。無理して受講し、本来の勉強がおろそかにならないよう注意しましょう。
おさかなマイスターも、講座を受講することで認定を受けることのできる資格です。築地にある日本おさかなマイスター協会が主催で行っています。
水産業、調理・飲食業界に2年以上従事していることが認定を受ける前提条件となっていて、調理実践のキャリアアップはもちろん、水産業の卸などにも役立つ知識を多く身に付けることが可能です。 また、前提条件がなく誰でも受けることができる「アドバイザー」のコースもあるので、趣味で勉強する人も少なくありません。
講座は1年間、土日の日中に受けるカリキュラムとなります。余裕をもって時間をつくれる人であれば挑戦してみるといいかもしれません。
意外にたくさんある、飲食関係の民間資格。どの資格も、飲食業界での仕事にはもちろん、私生活にも役立ちそうな資格ばかりですよね。 特に野菜ソムリエやきき酒師の資格においては、友達同士の趣味で取得しに行く人もいるようです。
これを機に、新しい専門分野に挑戦して、飲食業界でキャリアの幅を広げる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。