リピーター8割！もんじゃ焼きのお店「くぅ」で学べることとは？　株式会社もんじゃやきくぅ 友野 貴弘 さん

ーまずはお店について教えてください。

 「月島もんじゃ くぅ」は今年でオープンして4年目のもんじゃ焼きのお店です。もんじゃ焼き以外にもお好み焼きや焼きそばなどの鉄板料理を提供しています。おかげさまで、今年の1月には横浜の川和町に2店舗目をオープンしました。

ー店名には「月島」とありますが、もともと月島で働かれていたのでしょうか？

 いまのお店をオープンするまえは、月島の老舗もんじゃ焼き店で25歳から8年ほど修業していました。独立を応援してくれる会社だったので、原価率の計算方法から仕入れの仕方、お店のまわし方など、すべてそこから教わりました。がむしゃらに働いて、最終的に別会社のトップを任せていただき、そこの運営も軌道にのったところで独立しました。お店のスタイルもお客さま自身で焼いていただくなど、月島のスタイルを継承しています。

ーお店をつくるうえで大切にしたことはありますか？

 一番は、もんじゃの本場である月島の味を、月島までいかなくても楽しんでいただくことですね。あとは僕自身に子供がいることもあり、小さいお子さんがいるご家庭でも気軽に来ていただけるような環境づくりを心掛けています。そのおかげか、土日祝日は約6割が家族連れのお客様ですね。約8割はリピーターさまだと思います。

ー8割！それはすごいですね。活気がありそうです。

 そうですね。スタッフも元気なひとが多いので賑やかです(笑)リピーターの方が多いと、お客様との距離も近いですしね。初めてのバイト先として、常連のお客さまの高校生のお子さんをお預かりしたこともあります。そのときは他のスタッフと分け隔てなく、お客様への礼儀や働き方のスタンスから指導しました。

ー常連のお客さまから信頼されているからこそですね。スタッフの方の話が出ましたが、採用される際に見ているポイントはありますか？

 基本的なことですが、きちんと聞き取れる声で挨拶ができることですね。やはり元気な人と働きたいですし、気持ちよく挨拶できるのはコミュニケーションの基本なので。

ー今回募集されるスタッフのお仕事内容を教えてください。

 くぅではスタッフはオールマイティに働いています。1人ひとりがキッチンもホールもすべて把握して動くことでお店全体の動きが見えますし、みんなが円滑にまわります。そうすることで何かミスや改善点があったときに互いに気づける環境をつくっています。

ーなるほど。お店の動きが勉強できるので、ゆくゆく独立したい方にとってはおすすめですね。

 むしろそのくらい意気込みがある方が来てくれれば、全力で応援します。門外不出みたいなお店もあるかもしれませんが、くぅでは仕込みやレシピ、オリジナル調味料の配合まですべて伝授します。いままでは独立を支援してもらっていた立場でしたが、これからは自分が独立を支援する側。綺麗事だと思われるかもしれないけれど、いつか自分に返ってくると思うので、自分の得た経験は惜しげなく伝えていきます。

ー1月に2号店をオープンされたとのことですが、どの程度スタッフにお任せされているのでしょうか？

 実は2号店は今年度入社予定の新卒社員にゆくゆくは任せるつもりです。元々はくぅの常連客だったのですが、「小料理屋を出したい」と話していたので「その夢叶えてあげる」と、その場で言ってしまい…(笑)。まずは2店舗目として立ち上げますが、2年後を目標に小料理屋を出そうと言っています。

ーすごい行動力ですね！くぅとして今後の展望などはあるのでしょうか？

 展望というか、働くスタッフが活き活きしていることが第一ですね。家族を持っているスタッフが多いのですが、子どもからみて大人がキラキラ働いていると、きっと嬉しいですよね。周りの子供たちは結構、「パパは疲れている」って言っているので。僕自身、週末は息子の野球の練習に一緒に行って子供との時間を大切にしているので、スタッフにも子供の運動会や参観日など、希望があれば100%休みをとってもらっています。

ー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか？

 先ほども話に出ましたが、挨拶ができる元気な方でしょうか。ゆくゆく独立したいという方も大歓迎です！あと、僕自身、飲食業界で長く働いていて、やっぱり「気づかい」ってすごく大事だと思っているんです。僕からも教えていきますが、「気づかい」ができる人は魅力的ですね。いまは自信がないという方も、ひとつずつ経験していってもらえたらと思います！