2017/03/29
飲食業界には様々な職種があり、どれも魅力的ですよね。そんななかでもパン好きの方には憧れの職種であるブーランジェ(=パン職人)。今回はこのブーランジェに焦点をあてて、ご紹介していきます。
ブーランジェとは、パン屋さんやレストラン等でパンを焼いて提供するパン作りの専門家です。フランス語で「ブーランジェ」と言い、日本語では「パン職人」とも呼ばれます。 パン屋さんをイメージしがちかもしれませんが、ブーランジェはパン工場やレストラン、ホテルなど、パンを提供する様々な場所で活躍できる職種です。
ふかふかの食パンや、芳醇な香りのフランスパン、さくさくの甘いメロンパンなど、数えきれないほどの種類があるパンを作るプロですが、ブーランジェはパンを焼くだけでなく、パンの企画や商品開発、販売までも、仕事として担うこともあります。 毎日パンに囲まれて仕事をするので、パンが大好きな方にとっては非常に魅力的なお仕事ですよね。
とは言え、もちろん厳しい面もあります。パン屋さんに例えると、一般的にパン屋さんは朝早くに開店するイメージがありますが、そのさらに早い時間帯からパン生地の生成や焼き上げ、店頭に並べるということをまず行わなければなりません。
そのため、毎日明け方から仕事に就き、閉店したあとも翌日に提供するパンの下準備や仕込み作業があるため長時間の労働に繋がることもあるのです。
ブーランジェと聞くと、かっこいい、一見華やかな職業をイメージする方もいるかもしれませんが、実際には体力が必要でもありパンが大好きという強い気持ちがないと厳しい仕事でもあります。
ブーランジェになる方法として一般的な方法は以下の2つがあります。
どちらかというと、専門学校や大学などで専門分野を学び知識を付けて就職するのが一般的であると言えます。大手の企業では、こういった学校を卒業していることを条件としていることも多くあります。
ただし、ブーランジェになる上で絶対に必要な資格や学ばなければいけない課程があるわけではなく、いずれにしても就職してからの経験や実践が最も重要になってくるでしょう。
ブーランジェになる上で絶対に必要な資格等はありませんが、役立つ資格として「パン製造技能士」というものがあります。
パンの製造に関する、国家検定制度の国家資格のひとつとして認定されているもので、パンの製造に関する学科試験・実技試験に合格して取得できる資格です。
2級・1級・特級までありますが、この資格を有することでブーランジェとして働く上で有利になることは間違いありません。また、同じブーランジェとして働くなかでの転職などにおいても有利になります。 実務経験や、特級を受けるには1級合格者などの決まりがあるようなので気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。今回はブーランジェという職業についてご紹介してきました。
努力や経験が何よりも大切で、ブーランジェとして働くには憧れという気持ちだけでなく、体力や根気強さも必要だということがわかりました。
それでもパンが大好きで、絶対にブーランジェになりたい!という方はその気持ちを大切に、ぜひ挑戦していってくださいね。