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2018/02/15

飲食企業の「本部スタッフ」とはどんな仕事?働くために必要なスキルってあるの?

本部スタッフと料理人

 飲食業界で求人を探している時に、「本部スタッフ( SV)募集」というような求人を見つけたことはありませんか? 飲食業界で、ホールスタッフやキッチンスタッフは理解しているものの、本部スタッフやSV(スーパーバイザー)の仕事はイマイチ分からない人もいるかもしれません。では本部スタッフの人は、どんな仕事をしているのでしょうか。現場で働くスタッフの違いを含めご紹介します。 あなたのキャリアプランにあったお仕事を探す参考にしてみてくださいね。

「本部スタッフ」と「現場スタッフ」

本部スタッフによる面談

>>本部スタッフとして働きたい方の相談に乗ります!

 求人情報に時折出てくる「本部スタッフ」と「現場スタッフ」のいう表記。それぞれどのような仕事なのでしょうか。

・本部スタッフ

 飲食業界における「本部スタッフ」とは、企業が運営する各種飲食店を外側から見守り、サポートする業務に就いている人のことを指します。その業務内容は多岐にわたり、主に各店舗に予算を振り分けたり、店長を始めとした店舗スタッフの現状を把握して、うまく業務がまわるよう動いたりします。他にも新商品の企画に携わるなど、企業の発展をトータルでサポートしています。本部業務は、仕事を進める上で会社や店舗のことをよく理解した人が必要になるため、経験を積んだ現場スタッフが適正を見られたうえで就くことが多いです。

>>現場経験がなくても大丈夫な本部の仕事もあるの??

・現場スタッフ

 店舗の外から店の運営を支える本部スタッフとは対照的に、自身が務める店舗の発展を目指して動くのが「現場スタッフ」です。常日頃、私たちが飲食店で食事をする時に、対応してくれている人たちが現場スタッフです。彼らは各店舗での業務の効率化、お客さまへの対応など、まさに現場で仕事をする人たちを指しています。具体的には接客するスタッフ、ホールスタッフ、会計、チーフやマネージャー、店長などが挙げられます。

 つまり、店舗でお客様対応をしながら、運営を支える業務に就いている人を「現場スタッフ」、企業として店舗の運営管理や商品開発まで、店舗全体の運営に携わる仕事をするのが「本部スタッフ」とわけられます。

関連記事:飲食バイトの代名詞「ホールスタッフ」の仕事内容は?求められる能力や知識は?

本部スタッフの仕事

本部スタッフの打ち合わせ

 いつも飲食店で食事をする際に、接することが多いことから、比較的身近な存在である現場スタッフ。では「本部スタッフ」の仕事はどんなものがあるのでしょうか。

店舗開発

 その名の通り、新店舗の開発に関する仕事を手がけます。出店するための予定地を調査するところから始まり、最終的にオープンするまでの計画を立て動かす業務です。

 店舗オープンまでの、おおまかな流れとしては、まず本部で店舗開発計画を作成、これをもとに出店予定地を絞りこみます。予算はいくら必要か、人員はどのくらいが適切で、売り上げはどのぐらいになるかも、並行してシミュレーションします。計画が立てば、店舗デザイナーや施工業者を選定後、必要な什器や備品を手配します。フランチャイズ店の場合は、オーナーへの説明も担当し、店がオープンした後は運営をサポートします。

メニュー開発

 企業のコンセプトやコスト、調理工程など、さまざまな要素を鑑みて、店舗で販売する商品を企画して開発します。食べものが飽和状態の日本で、新規のヒット食品の開発は難しいと言われています。なんでも流行を取り入れるのではなく、企業の業態として今必要なのは何なのかを考えて、味の方向性や材料の決定まで手がけます。

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スーパーバイザー(SV)

 企業や店舗によっては、エリアマネージャーとも呼ばれることも。店舗運営全般のマネジメントを手がけ、エリア内複数の店舗をまわりながらアドバイスなどを行っていきます。本部によって決められた営業方針にもとづき、各店舗の課題点を見つけ、改善策を現場とともに考えたり、予算計画の発案やスタッフに必要な情報を提供したりと、多角的な支援が求められます。店舗経営だけでなく、日々の業務にも立ち会い、新人の指導や採用面接へ同行することもあります。こうして得た情報を本部に提供し、フィードバックを重ねていくことで計画の修正などを繰り返します。企業ごとに仕事内容に差があるため、スーパーバイザー志望の場合は、求人情報で業務内容をしっかり確認しておくようにしましょう。

宣伝・広報

企業の経営戦略をもとに、店舗や商品を多くの人に知ってもらうための宣伝活動や、広報活動の戦略を立てて動いていく部署です。テレビや雑誌といったメディア露出のほか、最近ではSNSを通じてユーザーに告知を行うといった業務があります。会社の方針を理解し、どうすれば集客できるか、どうすれば目に留まるかなど、あらゆるところにセンサーを張りめぐらせて、より効果的な広告や宣伝を考えだします。

本部スタッフになるために

本部スタッフ

 本部スタッフとして働きたい場合、どのような経験が必要なのでしょうか。必ずしも、店長や責任者としての経験が必要というわけではありません。しかし本部スタッフとして働くには、会社の方針や経営戦略、店舗業務について理解していることを求められます。そのため、まずは店舗の現場スタッフとして働いた後、店長や責任者として店舗運営について学んだうえで、知識と経験を積んでいくことが理想です。

>>まずは働いてみる!

 本部スタッフは、店長をはじめとした各店舗で働く従業員を、本部の経営方針の元に指導するため、企業がどのような考え方を持っているのかも理解しておかなくてはいけません。他にも店舗ごとに改善案を提案できるバランス能力、本部の要望と現場からでた意見を、お互いすり合わせることができるコミュニケーション能力、さまざまな計画を相手に正確に伝えられるプレゼンテーション能力などが求められます。店舗側、本部側のどちらかに過剰に肩入れするのではなく、企業のために広い視点で動くことのできる人物が望ましいでしょう。

関連記事:飲食店店長を目指す方必見!把握しておきたい店長業務3つ

まとめ

 現場スタッフと本部スタッフの違いはどんなものか、本部スタッフの具体的な仕事内容などをご紹介しました。一口に飲食店の仕事といっても、そこには現場スタッフとして、その店舗の運営を極めるか、多種多様な職種や役割があり、必要なスキルや積むことのできる経験も大きく違います。本部スタッフとなり、企業として各店舗を盛り立てるために働くか、もしくはそれ以外の業務など働き方は人それぞれです。しっかり自分と向き合って、考えてみてくださいね。

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