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2018/03/29

覚えていれば、恥ずかしくない!各国料理の食事マナーを知ろう。

食事のマナー

 世界にはさまざまな料理があります。国や地域の数だけ食文化があり、その数だけ食事のマナーがあります。日本では常識だと思っていても、海外では非常識ということも。どんな飲食店で働いてもいいように、料理によってどんな作法があるのか基本を知っておきたいものです。最低限知っておいて損はない、代表的な国の食事マナーをご紹介します。

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【フランス料理のマナー】

フランス料理

 フレンチレストランに行くと、スプーンとフォークがずらっとテーブルに並んでいて、どこから手を付けたらいいのか、分からなかったことはありませんか? フランス料理は、決まった形のコースで料理を提供することが多く、事前に必要な食器やカトラリーを並べて置かれています。

 まずお皿の両側に置かれたナイフとフォークは、外側のものから使うのがマナーです。テーブルの上に置いてあるナプキンは、飲み物や食べ物をオーダーした後、膝にかけておくとスマートです。フランス料理は「前菜」と「メインディッシュ」のバランスで味を考えるため、複数人でレストランを訪れたときに、料理をシェアすることはほとんどありません。繊細に組み立てられた味のバランスを崩してしまっては勿体無いですよね。

 食事中、一時的に席をはずす場合は、ナイフとフィークをお皿の上でハの字状に置いておくと、まだ食べている途中だという意味になるため下げられることはありません。食事が終わったら、ナイフとフォークは揃えて、長さの半分以上がお皿に接するように、斜めに置いておきましょう。膝に置いていたナプキンは、畳まずテーブルの上へ置いていて問題ありません。

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【イタリアンのマナー】

イタリア料理

 ピッツァやパスタなど、私たちの身近な料理であるイタリアン。その中でも一番メジャーなパスタですが、日本のパスタ屋さんなどで出てくるように、スプーンとフォークを使って食べることはありません。フォークのみで少しずつ食べるのが、マナーとされています。またヨーロッパ全般の飲食マナーとして、音を立てて食事をするのはとても下品なこととされています。日本では、蕎麦やラーメンなどを食べる時、音を立てて食べるのが醍醐味だったりしますが、海外ではズルズルと音を立てて食べないよう注意しましょう。

 他に代表的なイタリア料理と言えば、ピッツァがありますね。ピッツァは、お店で出される時に切られていることもありますが、もし丸型のままで提供されたら、右回りに一人分のサイズに切っていきましょう。カジュアルなピッツェリアなどであれば、ピッツァは手で食べてしまって構いません。少し高級なレストランだと、ナイフとフォークで食べることがありますが、その場合は、伸びたチーズはフォークで切ってピザに乗せて食べるようにしましょう。

 またイタリアンには、美味しいチーズがつきものです。出来上がった料理に、スタッフがチーズを後からのせて提供する店では、追加でチーズをのせてもらうような要求は、シェフに失礼になりますので控えましょう。料理を美味しく食べられる適量で出してくれているので、推奨する量で食べてみましょう。

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【中華料理のマナー】

中華料理

 円卓と回転テーブルが、独特な雰囲気をもつ中華料理。このテーブルも、各々が好き勝手に回してはうまく立ち行きません。席に座ったままの状態で、全員が食事を取り終わったのを確認してから、時計回りに動かして、順番に取っていくのが一緒に食べる相手へのマナーです。

 回転テーブルは全員で使うものになるので、その上には調味料や大皿、お茶などを置くとよいです。使い終わった皿やビール瓶を置くと、回した勢いで倒れてしまうなど、危険なので止めましょう。取り皿はスタッフが交換してくれ、料理ごとに取り皿を変えると料理の味が混ざりません。中華料理では、取り分ける時も食べる時も、取り皿には触らないのがルールなので、レンゲや菜箸をうまく使いましょう。

 中華料理で有名な餃子や春巻きなど、一口で食べるのが難しい大きさの場合は、無理に口に含むのではなく、小さいサイズに切って口に運ぶのがマナーです。ラーメンや焼きそばなどの麺類は、服への汁ハネを防ぐために、一旦レンゲにとってから口に運びます。テーブルクロスに汁がついてしまうこともありますが、これは中華料理において「美味しかった」というサインになり、料理人にとっては名誉なことなので気にすることはありません。

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【日本料理のマナー】

日本料理

 その季節性や栄養バランスの良さ、美しさからUNESCOの世界無形文化遺産に登録された和食。必要以上に恐縮する必要はありませんが、自国の料理、恥ずかしくない態度で食べたいですよね。

 定食などでは、味付けは左から右に向かって濃くなるため、食べる順序も手前から左→右の順番にすると、料理の風味を堪能することができます。和食において、左右の概念は大切なものです。器を持つ時は、右にあるものは右手で、左にあるものは左手で持つようにしましょう。

 他にも、天ぷらや刺身の盛り合わせなどは、手前から奥に行くにつれて味が濃くなります。食べる時もこの順序を意識しておくと、食材も崩れずスマートに味わうことができます。刺身を食べるのに欠かせないワサビは、醤油にとくと風味が劣化しますから、食べる時は一口ごと刺身につけて食べるのが料理人への礼儀です。

 また和食は、取り皿やレンゲなどを使わない代わりに、それぞれの皿が小さいことが特徴です。お皿を持ち上げる時は、箸をテーブルに置いておきましょう。お茶椀や汁物椀を持つ際も、まずは箸をおくことを忘れずに!

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まとめ

 今回はフレンチ、イタリアン、中華料理、和食の四つのマナーをご紹介しました。近年インバウンドによる訪日外国人観光客が増え、多くの外国人が国内の飲食店を訪れるようになりました。逆に格安航空の発達にともない、日本人が海外へ出かけるハードルも以前より低くなっています。

 そうした中で、各国の食事マナーを押さえておくことは、相手とコミュニケーションをとる上で大事なことです。自国のマナーでさえ、調べて初めて知ることもあると思います。飲食店で働く際に、提供する料理のマナーに関して調べておくと、案内する際にお客さまに安心感を与えることができますし、お客様とのトラブルを防ぐこともできます。

 今はインターネットなどの普及で、自宅にいながら情報収集が簡単にできるようになりました。自分が働くお店で扱う料理には、どのようなマナーがあるのかなど、この機会に調べてみるのもいいですね。


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