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就食ノウハウ

2021/08/12

【疑問】飲食業界でのキャリアプランとは?

どんなお仕事であれ、キャリアプランを決めることがあなたの更なる活躍の第一歩となります。


飲食業界でのキャリアプランはいくつもあります。

これから飲食業界にチャレンジしようと考えている方に、様々あるキャリアプランのうちいくつかをご紹介したいと思います。


是非ともあなたのライフプランに合わせたキャリアプランを考え、更なる活躍の一歩を踏み出してもらえることを願っています。



こんな悩みを持った方にオススメな記事です!


・飲食業界ではどんなキャリアプランがあるかわからない

・スキルアップしていきたいがどのようなスキルや資格が求められるかわからない

・キャリアプランはあるが必要とされるスキルがわからない


店舗内でのスキルアップ

現場でスキルを上げていく方法をホールスタッフ、調理スタッフ、店長に分けて紹介していきます。


ホールスタッフとしてのスキルアップ

ホールスタッフとして活躍していくには、間違いなく「専門性」を高めていかないと将来的に厳しくなります。


というのも良くも悪くもAIによる自動化が今後間違いなく訪れる仕事だからです。

近年は回転寿司のように自動で注文でき、機械が料理を運び、無人会計をするといった世の中になっていきます。


その中で生き残るためには食材の豊富な知識が必要になり、料理についての知識を極めた「専門性の高い人材」となることが求められます。

では専門性の高い人とはどういう人材なのか例を紹介します。


代表的なものに「ソムリエ」と呼ばれる人たちがいます。

ソムリエとはワインの高い専門知識を基にお客様にワインの提供をする人です。ソムリエと名乗るために呼称資格認定試験もあります。

現在では野菜、お茶、日本酒など幅広いソムリエが誕生し様々な業界で活躍しています。


こうした高い専門知識をもってお客様の要望に合わせた提案ができるのが人間の良さであり、機械にはできないことで将来的にもより活躍できるといえます。


その他にも接客に特化した人材になれば、飲食業界問わず幅広く活躍することができるでしょう。

おすすめの検定もあります。それは「サービス接遇検定」です。

お客様満足度の向上に向けた接客の質が審査され、合格すれば高い接客スキルを持っていることの証明となります。


こうした資格を持つことでより専門性の高い人材になることができます。



調理スタッフとしてのスキルアップ

調理スタッフとして活躍していくために求められるのは、より早くより美味しい料理を提供しお客様満足を向上させることです。


一流の料理人と呼ばれる方々が調理スタッフとしてキャリアアップしてきた一つの道ではないでしょうか。


では料理人なるためにはどうすればよいでしょうか。


料理人になるには資格は不要です。

飲食店で調理担当として雇われれば誰でもなれます。ただそれではマニュアル通りに料理を作るだけでキャリアアップはあまり見込めません。

見習いとして飲食店で数年の間修行をして実力をつけ、将来のキャリアアップにつなげていくことができます。


役に立つ資格としては「調理師免許」です。

前提として料理人なるためには資格は不要です。ただ就職の際に資格を持っておくと多少有利になります。


調理師免許とは調理技術や食材・栄養・衛生に関する知識があることの証明となる資格です。この資格を持っておけばお客様にも安心していただけるでしょう。



店長としてのスキルアップ

店長として活躍していくのに必要なことは、お店の利益を上げていくことです。利益とは簡単にいうと売り上げから材料費や家賃、人件費などの費用を引いたものです。

つまり、利益を上げるためには売り上げを上げることと費用を抑えることが重要となります。

この二つの課題を達成できるスキルを身につけることで、利益を上げていける店長になれるということです。


ざっくりと必要な能力を上げていきます。

売れる仕組みづくりの能力であるマーケティング力、生産的な従業員を育てる人材育成力、コスト管理やシフト管理などのマネジメント力、お店の従業員を引っ張っていけるリーダーシップ力などがあげられます。


これらの能力は資格を取得してスキルを上げていくのではなく、実際に自信が経験として培う能力ですので、書籍などで勉強し仕事で試すことを繰り返し行ってこれらの能力を磨いていきましょう。



飲食企業でのキャリアアップ

続いて正社員として一般的な企業と同じようにキャリアップしていく方法をお伝えします。店舗でしっかりと実績を積み評価され昇進すると以下のような職種にチャレンジすることができます。


エリアマネージャー

エリアマネージャーまたはスーパーバイザーとも呼ばれます。主な仕事内容は担当の地域の複数の店舗の管理を任されます。また繁忙時には実際に現場でホールや調理を担当することもあります。


複数の店舗の管理を行うのですが、店長の行う管理とは少し違います。店舗ごとに適切な人員配置を行ったり、売り上げのサポートをしたり、店舗内で不正がないかのチェックなどを行います。


個人の裁量が大きくやりがいのある仕事ですが、その分プライベートと仕事の両立をするのが難しく、個人で徹底したスケジュール管理が必要となります。


エリアマネージャーになるためには

店長から昇進するパターンが一番多いです。数店舗店長として実績を積んで近隣エリアで一番の繁忙店を経験してからエリアマネージャーに昇進します。

なので店長としての能力を高めていくことで昇進のチャンスが来ます。



商品開発

新しいメニューや既存メニューの改定などが主な業務です。

日々最新のメニューのトレンドやお客様のニーズを察知し、コンセプトをまとめて商品化するために施策と改良を繰り返してメニューの開発を行っていきます。


ただ美味しいメニューを作れば良いわけではなく、現場に配慮したメニューを開発しなければなりません。例えばあまりに調理工程が多ければ、調理時間がかかりすぎて効率良く料理が提供できずお客様を満足させられなかったり、材料の原価が高すぎてしまうあまり会社として利益が出ないメニューを作ってしまうことになります。

様々なことを考える必要があり、商品を開発するまでの工程はかなり苦労します。


ですが、自身が考えた商品が実際にお客様の元へ提供され「美味しい」と感想をもらえることが苦労した分のやりがいにもなります。


商品開発になるためには

求人によっては「栄養士・管理栄養士」の資格が必須の場合があります。この場合調理の専門学校に通う必要があります。ですが資格がなくても携わることもできます。その場合必要な経験は「店舗内でメニュー開発経験」があるかどうかです。商品開発という職種でなくても店舗でメニューの開発をやってみましょう。そこでの実績が報われると商品開発へ進むことができます。



店舗開発

店舗開発とは、新しいオープンする店舗物件を探すことが仕事です。

まずは市場の調査を行います。そして、いくつか候補地をあげます。そのなかで競合店の状況や人口・住民層、近隣の商業施設などを考慮して立地を決めます。


どこにオープンするのか決まれば、店舗のデザインと設計、施工業者やオーナーなどと打ち合わせをしての施工、晴れてオープンといった一連の流れを担当します。


自身が動かせる金額がかなり大きいのでプレッシャーも相当かかり、ある程度のプレッシャーにも耐えることができるメンタルも必要だといえます。ですが、その分自身が携わった店舗が大きな売り上げをあげてくれると会社の評価もあがります。


店舗開発になるには

本部社員の職種の一つが店舗開発となります。具体的に必要とされる資格は特になく現場で結果を出して本部の社員になることができれば誰にでもチャンスがあります。

強いて必要とされる知識は不動産の知識と営業経験などの折衝能力でしょう。会社がそこの土地や建物を購入するので必要最低限の不動産の知識はやはり必要となります。またオーナー様との打ち合わせや交渉などの折衝能力も必要となるため、求人によっては営業経験があると優遇される場合もあります。


独立

会社に所属しているとサポートが手厚いですがあまり自由度がないというのも事実です。「自分が思い描くお店を作りたい」「自由に個人でお店を切り盛りしたい」と考え独立を目指される方も多いのではないでしょうか。個人で店舗を経営するのはかなりの難易度ですが、「こういうお店にしたい」という思いの強い方は独立することも視野に入れてはいかがでしょうか。


メリットとデメリット


メリット

▪️収入が青天井の可能性がある

会社員であれば固定給として月数十万円を安定的にもらえます。ですがその分それ以上の収入を得ることは難しいです。


独立すれば店舗の利益がそのまま自身の収入に繋がりますので、当然お店が繁盛をすればそれだけ収入の増加が見込めます。


▪️自由にコンセプトを決められる

自分自身で店舗を開業することになりますので、自身が実現したいお店のコンセプトでお店を作ることができます。

「主婦層に向けて落ち着いてランチができるお店にしたい」「サラリーマンが休憩の時にがっつり食べられるお店にしたい」など、あなたがお客様に提供したい価値を自由に決められるのもメリットです。


▪️オリジナルなメニューで勝負できる

会社員ではマニュアル通り決まったメニューを作って提供するのが一般的です。

独立すればそのメニューも自身で決めることができます。他店にはない独自のメニューで差別化をして、あなたが考えたオリジナルなメニューで勝負ができるのも魅力の一つです。


メニュー開発は苦労しますがその分その料理でお客様を喜ばせることができれば仕事のやりがいに感じることができるでしょう。


デメリット

▪️初期費用が高い

飲食店の開業は初期費用がかなり高いです。

店舗を構えるのであれば家賃代や調理場、食器類など様々なコストがかかります。個人で開業するのにあたって初期費用をどれだけ抑えるのかが重要となります。

相場として500万前後かかると言われていますが、開業するときは細かくコストがどれくらいかかるのか計算をしてから独立するようにしましょう。


▪️安定的な収入を得るのが難しい

売り上げをあげることが出来なければ自身の収入も当然ゼロです。開業までの初期費用を借金して行うとその借金の返済ができなくなってしまいます。

安定的に売り上げを伸ばしていけるように高い経営スキルやマーケティングスキル、コスト管理などのマネジメント力をしっかり磨いていく必要があります。


独立する方法

独立するのは二つ手段があります。


一つ目は個人で完全にゼロから店舗を開業する方法です。

資金調達からお店のコンセプト作り、立地決めと店舗設計をすべてゼロから自身でやります。自由度がある分、コストが高くなってしまったり時間や労力がかなりかかります。


また様々な知識も必要となります。

店舗構えるのであれば不動産の知識であったり、メニュー開発におけるマーケティングの知識であったり、売り上げ管理の会計の知識も必要です。


苦労した分あなたが実現したいお店が形になりお客様に喜んでもらえるようになったら日々のモチベーションとなるでしょう。


二つ目はフランチャイズでの独立です。

フランチャイズとは、お店の名前やメニューを使う権利をもらい営業をし、その利益のうちいくらかを会社に還元するといった仕組みになります。


誰でもオーナーになることができ、その会社のブランド力を生かすことができるので安定的な集客も見込めるようになります。

また商品開発などは会社が行ってくれるので、運営に専念することができます。


ただ、決められたマニュアル通りの運営を求められるので個人の完全な開業に比べて自由度はどうしても低くなります。利益全てが自分の手元に残るわけではなく、会社に一定額のロイヤリティーも払わなければなりません。



まとめ

このように飲食業界では様々なキャリアのプランがあります。またこれ以外のプランもまだまだあると思いますので、あなたの夢やライフプランに合わせてキャリアプランを形成しましょう。


綿密なキャリアプランの形成が今後の更なる活躍をサポートしてくれます!

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