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2019/01/07

コーヒーとフードの『マリアージュ(食べ合わせ)』で、何倍も楽しい食事やカフェでのひとときを!

食事やカフェでのひとときを何倍も楽しく♪コーヒーとフードの『マリアージュ』

12月に入ってかなり寒くなってきましたが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?
温かいコーヒーがより美味しい季節になってきて、コーヒーに携わる自分としては寒くなってくると少し嬉しくなります。
今回は、食事とコーヒーを合わせる「マリアージュ(食べ合わせ)」について少しですがお話しさせていただこうと思います。

柳 隆晴(やなぎ たかはる)

JBA(日本バリスタ協会)認定バリスタ。 ドリンクコーディネーターベーシック取得。 現役バリスタとして都内のカフェで働きながら、コーヒーの楽しさを伝えるために、フリーランスとして個人でラテアート体験会やコーヒー関連のワークショップなどを定期的に開催。 カフェ巡りストとして都内を中心に"バリスタ目線でおすすめカフェを紹介。 カフェやコーヒー初心者の方に、『誰が見ても分かりやすい』『楽しんでいただけるように』をモットーに情報を発信しています。


>>前回記事「バリスタがいるお店で働くために」はこちら

コーヒーや食事が何倍も美味しくなる『マリアージュ』

コーヒーを注ぐバリスタ

皆さんはコーヒーを飲む際に、どのようにして召し上がることが多いでしょうか?例えば、友達とカフェに行って食事と一緒にコーヒーを召し上がる方。仕事の合間に、一息つくためにコンビニなどでコーヒーを購入する方。本当に様々いらっしゃると思います。

もちろん、美味しいコーヒーはそのまま何とも合わせなくても美味しいです!ですが、食べ合わせ方によっては、コーヒー単体で召し上がる場合よりももっと美味しく感じる場合もあります。

つまり 1(コーヒー)+1(フード)=2にはならず、3にも4にも感じることが出来る可能性もある訳です。マリアージュについて少し知識があると、もっとコーヒーの世界が広がって楽しくなると思います!


マリアージュとは?

コーヒーカップ

では、そもそもマリアージュとは一体どのような意味なのでしょうか?インターネットで調べてみると、以下のように書かれているものが大半です。

フランス語の綴りは「mariage」。結婚、婚姻などの意味。カタカナ語としては、結婚、婚姻などの意味で用いられる他、「ワインと食べ物の相性」などの意味でも用いられる。

一般的には結婚という意味でマリアージュは用いられていますが、飲食の世界ではワインの用語として用いられています。例えば、脂身がしっかりしたお肉には、ボディが強めの赤ワインが合うでしょうし、さっぱりした白身の魚料理には、すっきりした白ワインを合わせたりするのが良いと思います。

もちろん、上記のことは、今回メインでお話しさせていただくコーヒーの世界でも同様のことが言えます!先に結論を言ってしまうと、マリアージュにおいては次の3点を意識していただくと良いのかなと私は思っています。

  1. 同じようなフレーバーや強さの物同士を合わせる
  2. 真逆の特徴を持った物を合わせる
  3. 同じ色のもの同士を合わせる

>>マリアージュが楽しめるカフェで働きたい!

マリアージュのポイント①:同じようなフレーバーや強さの物同士を合わせる

コーヒーの実

まず、ポイント①についてなのですが、コーヒーについて関して言いますと、産地や生産者によって様々な個性があり特有のフレーバーを持ち合わせています。

例えば、オレンジやレモン、アプリコット、チョコレートなど。コーヒーによっては、何種類ものフレーバーを持ち合わせている場合があります。そのコーヒーが持っているフレーバーと同じようなフレーバーを持っている食べ物と合わせることで、そのフレーバーがより際立って引き立たれます!それによって、コーヒーと食べ物が調和してより美味しく感じるようになる訳です。

私がコーヒーの仕事を始めたばかりで全然分からなかった時、当時の職場でぶどうとケニアというアフリカのコーヒーを合わせる機会がありました。当時は、コーヒーはケーキなどの甘いお菓子を合わせるものだと思っていましたので、まさか果物と合わせるとは正直思っていませんでした。ですが、ケニアのジューシーな酸味がぶどうの同様のやや甘酸っぱい感じと合わさってとても美味しかったことを今でも覚えています。

また、強さという点ですが、最初のワインの例でも書かせていただいたのですが、ボディが強い赤ワインには脂のしっかりしたお肉など、食べ物が持っている味の強さとコーヒーの持っているコク(強さ)が同じくらいのものを合わせると良いと思います。

例えば、生クリームを使ったケーキでしたらコクが強いコーヒーですとか、フルーツを一杯使ったさっぱりしたゼリーでしたらコクが比較的に軽めなコーヒーなど。これは一概には言えないのですが、確率として上記のように合わせていただくと相性が良いことが多いと思います。

マリアージュのポイント②:真逆の特徴を持った物を合わせる

苦いコーヒーと甘いパンのマリア―ジュ

 そしてポイント②についてなのですが、コーヒーにおいて言いますと「苦味」という点が一番分かりやすいのではないでしょうか?

カフェに行ってケーキなどの甘いものと一緒にコーヒーを注文するのは、相対する特徴のものを合わせると美味しい!ということを本能的に知っているからだと思います。これは、ポイント①の要素と逆のことを言っているような感じもするのですが、例えば甘いもの同士を合わせたら甘すぎて気持ちが悪くなりそうなイメージがありますし、苦いもの同士ですととても不快な感じがしますよね。

「フレーバー」とは、食べ物を口に入れたときに感じる香りや風味のことを表しますので、甘いや苦いと言った要素とは異なります。

マリアージュのポイント③:同じ色のもの同士を合わせる

コーヒーと同系色のチョコワッフルとのマリア―ジュ

あと、ポイント①②以外でよく言われているのが、同じ色のもの同士を合わせると相性が良いということです。

コーヒーですと、基本的には黒色ですので難しいかもしれませんが、そのコーヒーが持っているフレーバー。例えば、レモンだったら黄色、マスカットでしたら黄緑色など。コーヒーの場合は、基本的にフレーバーが色と結びついていると思うのですが、他のドリンクの場合は色について意識してみると良いかもしれません。

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さいごに

コーヒーを飲む女性

ここまで、コーヒーとフードのマリアージュについて説明をさせていただきましたがいかがでしたか?色々書かせていただいたのですが、どのような召し上がり方をしたにしても「何よりご自身のコーヒーライフを楽しむことが出来る!」ということが最終的に一番大切です。

今回説明させていただいたマリアージュという要素が、その「楽しむ」という点において、皆様のお役に少しでも立てば幸いです。

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