2018/09/01
まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
体調管理だけには十分お気をつけくださいね。さて、今回から3回に分けて「ラテアート」について書かせていただきます。
今回は、ラテアートをするにあたり、とても大切なことを書かせていただいております。ラテアートに興味がある方は、ぜひご覧ください。
JBA(日本バリスタ協会)認定バリスタ。 ドリンクコーディネーターベーシック取得。 現役バリスタとして都内のカフェで働きながら、コーヒーの楽しさを伝えるために、フリーランスとして個人でラテアート体験会やコーヒー関連のワークショップなどを定期的に開催。 カフェ巡りストとして都内を中心に"バリスタ目線でおすすめカフェを紹介。 カフェやコーヒー初心者の方に、『誰が見ても分かりやすい』『楽しんでいただけるように』をモットーに情報を発信しています。
>>前回の記事現役”バリスタが厳選したカフェ4選「東京でコーヒーを飲むならココ」”はこちら
皆様は、ラテアートには興味はありますか? ラテアートは好きでしょうか??
恐らく、バリスタという仕事に興味を持たれている方は、少なからずラテアートに興味を持たれている方が多いのではないかと思っています。
私も、今のバリスタという仕事を始めるキッカケの1つに
「ラテアートが出来るようになりたい!」
そういう動機を持っていましたし、可愛いラテアートを見ると男ながらに嬉しい気持ちになったりしていました笑
ここからラテアートのお話し。 そもそもラテアートを作るときには、以下の3つの工程からなっています。
1、エスプレッソの抽出
2、ミルクのスチーミング
3、注ぎ
ラテアートと言うと、どうしても3の注ぎにフォーカスをされがちです。ですが、ここからが非常に重要です!
そもそも、カフェラテは飲み物ですので「美味しい」ということが一番大切です。美味しくなるためには「素材」がとても大切になってきます。
例えば、牛肉でしたら松坂牛や米沢牛など。お米でしたらコシヒカリやあきたこまちなど。
より良い素材を使うことで、言い方に語弊があるかもしれませんが、ある程度の調理法でもそれなりに美味しくすることが出来ると思います。
では、カフェラテの場合の素材と言うと、それは「エスプレッソ」「ミルク」になります。
・エスプレッソをしっかり抽出しコーヒーの味を最大限に引き出す。
・キメの細かい口当たり滑らかなミルクのスチーミングをする。
この2つが合わさることによって、非常に美味しいカフェラテが出来上がると思います。
ですので、ラテアートが上手になりたいのであれば、まずは美味しい素材作りが出来るようになることに注力することが大切です。
私もラテアートを何度か習いに行ったことがあり、今でもとてもお世話になっているバリスタの方がいらっしゃいます。
その方がおっしゃっていたのが、エスプレッソ、ミルク、注ぎの重要度について、トータルで10とすると
「エスプレッソ6、ミルク3、注ぎ1」
つまり、大切だと思われていた「注ぎ」がたった1に対し、素材(特にエスプレッソ)がいかに大切かというのが分かります。
実際にやってみるとわかるのですが、しっかりエスプレッソが抽出出来ていて、キレイにミルクが出来た時、ラテアートもキレイな仕上がりになります。逆に、どんなに注ぎのテクニックがあっても、素材がちゃんとしていなければキレイなラテアートに仕上げるのは難しいです。
「ラテアートがキレイ=美味しい」と絶対に言える訳ではないのですが、ただ「素材が良くない場合、ラテアートをキレイに描ける確率が下がる」ということは言えると思います。
最後になりますが、カフェラテの商品価値として、まずは「美味しい」ということがとても大切です。
ラテアートは、あくまで付加価値だと個人的は考えています。
ですが、その付加価値を上げていくことで、よりカフェラテが美味しく感じる。お客様に満足していただくため、感動していただきたくために、ラテアートを練習する。その気持ちがあれば、絶対にラテアートは上達すると思います!
自分が作ったカフェラテが、その先には飲んでくださる方がいるということを常に念頭に置いて日々の仕事に取り組んでいただければ幸いです。
次回は、ラテアートの基本についてご紹介させていただく予定です。
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